なぜイタリアのボート?
イタリアの木造船の歴史はヨーロッパで最も古い歴史を誇っています。
意外と日本では知られていないのですが、かつて地中海世界( 北大西洋から黒海まで)を制覇していたのは、イタリアの四大海洋国家であったヴェネチア、ジェノヴァ、ピサそしてアマルフィでした。
現在のイタリアの海軍旗と商業船旗には、この四大海洋国家の紋章が三色旗の中央に染め付けられています。日本で言うと日章旗ですね。
木造船の歴史は脈々と続いていて、現在も木造のプレジャーボートが作られています。
歴史ある造船技術や木工内装職人の技と、イタリア人のDNAに刷り込まれているデザイン力が融合して、現在世界最高峰のモーターヨットやスーパーヨットを作りだしました。
イタリアは現在200以上のビルダーがあると言われています。その数はアメリカについで世界第2位で、続いてオランダ、ドイツそしてイギリス、フランス、スペイン、トルコを大きく引き離しています。
イタリアの艇種別ビルダー
リブボート(RIB) ビルダー33社
モーターヨットビルダー 127社
セーリングヨットビルダー 27社
スーパーヨットビルダー 33社
その他にも個人経営の造船所は数多くあるようです。
多彩なイタリアのビルダーが生産する艇
20ー70 フィートのモーターヨットとセーリングヨット、15-80フィートのリブボート(RIB) 、20- 60フィートのウッドンボート(Gozzo/ 水上タクシー)、80-350フィートのスーパーヨット等多彩です。
モーターヨットの推進はシャフトドライブ、サーフェイスドライブ、ウォータージェットなど多彩です。
イタリアのヨットは早いをモットーにしています。